屋根カバー工法とは?
既存の屋根材を撤去せずに、上から新しい屋根材をかぶせる施工を「カバー工法」といいます。屋根を重ねて二重に葺くことになるので「重ね葺き」とも呼ばれています。既存の屋根材に割れなどのダメージがあっても、下地に傷みが広がっていない場合に有効な工法で、雨漏りなど屋根の塗装だけでは修理できない場合にカバー工法をおすすめすることもあります。
屋根材だけでなく、防水シートも新たに設置するので安心です。
こんなときは
屋根カバー工法がおすすめ!
既存の屋根に
割れや反りがある
費用を
安くおさえたい(※)
工期はできるだけ
短くしたい
断熱性や遮熱性を
向上させたい
屋根瓦の下に敷いてある
防水シートの劣化が心配

※葺き替え工事に比べて「瓦撤去作業費」「瓦廃材処分費」などの費用が節約できます。

屋根カバー工法の
メリット&デメリット

屋根のカバー工法は近年になって普及するようになった比較的に新しいリフォーム工法です。 まだまだ、一般的に認知されていないために、メリットやデメリットなどのカバー工法の特徴を十分に理解して施工を行う施主様はまだ少数派です。 屋根のカバー工法で「こんなはずじゃなかった」と後悔しないためにメリットとデメリットについて解説します。

メリット
その1
工事費用を安く抑えることができる!
屋根のカバー工法は既存の屋根材の上に新しい屋根材を重ね張りするために、既存の屋根材の撤去費用と廃棄費用が発生しません。そのため、既存の屋根材を撤去する屋根の葺き替えと比べて費用を安く済ませることができます。
メリット
その2
屋根の断熱性と遮熱性が向上する!
カバー工法により屋根が二重構造になることで、住宅の断熱性が向上します。カバー工法ではガルバリウム鋼板が使用されますが、ガルバリウム鋼板は板状の金属屋根材のために、断熱性の低さが欠点でした。しかし、カバー工法の場合は既存の屋根材の上にガルバリウム鋼板を設置するために、ガルバリウム鋼板の欠点を補うだけではなく、断熱性が向上します。
また、ムラウチリフォームが採用しているガルバリウム鋼板屋根材は「遮熱塗料」が施させておりますので、遮熱性もアップします。
メリット
その3
葺き替え工事より短期間で施工できる!
カバー工法は「屋根材の撤去」や「野地板の設置」の工程が発生しないために、葺き替え工事と比べて工期が短いのが特徴です。足場を早く解体できることと、廃材処理のトラックの出入りも無いために葺き替えよりもストレスを感じずに施工期間を過ごせます。
デメリット
その1
カバー工法に向いていない屋根がある

瓦屋根はカバー工法に不向き
一般的なお住まいの屋根の場合、金属やスレート(カラーベスト、コロニアル)はカバー工法に向いていますが、瓦(日本瓦、西洋瓦など)は向いていません。カバー工法が向いている屋根、向いていない屋根についてとその詳細はお気軽にお問い合わせ下さい。

デメリット
その2
屋根の重量増加を招く

軽い屋根材がおすすめ!
耐震性を考えた場合、屋根は軽い方が有利です。カバー工法ではこれまでの屋根を撤去せず、その上に新しく屋根を被せるため、重量増加は避けられません。そのため弊社では軽い金属屋根材(ガルバリウム鋼板)をおすすめしています。
※ガルバリウム鋼板屋根材の重量は日本瓦の10分の1程度

デメリット
その3
屋根の劣化状況次第で施工できない

点検・調査にて施工可能か判断
屋根の下地が劣化していた場合、その部分を補修しなければなりません。下地が劣化したまま施工されてしまうと現在の屋根と従来の屋根のどちらも剝がさなければならず、手間も費用もかさんでしまいます。弊社では入念な点検と調査をしてから施工できるか判断します。場合によっては他の工事をご提案する場合もございます。

●葺き替えとは?

既存の屋根材を全て撤去し、新しい新品の屋根材を被せる改修工事のことです。下地である野地板や防水シートも取り替えるのが一般的です。

工事の流れ

棟板金とその下に設置してある貫板を撤去します。雪止めが設置されている場合はそれらも撤去し清掃を行います。屋根カバー工法はこの部分しか廃材が出ませんので解体費と廃材処理費の節約になります。

元々の屋根の上に防水シートを設置します。軒先から棟に向かって敷いていくのがポイントです。その時に上下の防水シートを10cmほど重ねることで、仮に屋根材の下に水分が入り込んでも屋内まで浸入しないのです。

屋根材を設置します。屋根は軽い方が地震に強いです。地震対策をお考えの方には、軽い屋根材をおすすめします。

貫板を設置します。通常の木製貫板の他に腐食しにくいプラスチック樹脂製貫板のご用意もございます。
棟の形状に合わせ板金を加工し、棟板金を設置します。貫板の上に棟板金を被せ、固定していきます。棟板金は風の影響を受けやすいので、飛散しないようにしっかりと固定します。

板金の合わせ目から水分が浸入してこない様にコーキング処理を行います。周辺をテープで養生した後、コーキング材を充填します。その後、ヘラなどを使い表面を整え、テープを外します。

屋根カバー工法は屋根葺き替え工事と比べて工程が少ないです。それにより工期が短縮できる上に、廃材撤去費用などの節約にもなる利点があります。
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カバー工法 GOKUルーフ
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